寄稿者「だいしゅけ」様の記事

寄稿者「だいしゅけ」様の記事

男性保育士を目指したきっかけ

前の仕事を続けているうちに将来に疑問を感じ、子どもが好きだった自分を思い出した。

学生時代の友人関係

クラスには7人男性がいました。夜間学部だったのですが、男女とも18~23歳ぐらいの人が多く、当時27歳だった僕は最年長でした。だからか、少し僕にみんな遠慮している感じでした。なのであまり学校以外で会うことは少なかったですが、女性問題特にクラスの女の子とトラブルになる男が多くて、なぜかそれには巻き込まれました。

同い年の女の人が2人いて、3人で同期会みたいな会を時々開いて、飲んでました。就職してからも3年ほど定期的に開いてあってたけど最近は連絡しなくなりました。

ピアノについて

学生になった27歳からピアノを始めたので、夜間の授業の始まる2時間前に学校へ行って、3年間毎日練習しました。おかげでピアノの単位は取れました。

朝の歌、給食の歌、帰りの歌など、毎日の歌は、5年間引き続けて弾けるようになりましたが、時々間違えます。月ごとに変わる季節の歌は、まだまだ練習不足で弾けるようになったころに次の月になり、振り出しに戻る感じで、上達もしません・・・。園長にはピアノの練習に労力使うより、他の保育の部分に力を入れればいいから、ピアノに頼らない方法も考えなさいと言われてます。

苦労話

男性保育士が僕しかいないことで、目立ってしまう。声も大きくて、何しても目立ってしまう。男性用更衣室はないので、更衣室に入るときはとても気を使っていますが、1度だけ着替え中にドアを開けてしまったことがありました。その方は1年で辞めてしまいました。それが原因?って少し不安になりました。

学生生活では、ピアノが大変でした。理系の大学を出て工業系の仕事をしてから入学したので、全てが新鮮で楽しかったです。数字のない授業っていうのが珍しかったので…。

女性保育士と上手やっていく秘訣

女性保育士って世間のイメージは、母性にあふれた優しさで包み込んでくれるって感じでしょうか?でも、女性ばかりの職場なので男性的な人も多いです。だからこそ成立しているのかもしれません。みんながみんな『母性にあふれた優しさで包み込んでくれる』では成立しないかもしれません。そして、女性の派閥に一切属さない。

男性保育士としての役割

父親的なものでしょうか?

現場で求められる男性保育士とは?

パソコン操作と電化製品については、操作方法、買い替えアドバイスと色々聞かれる。扱えないなら、初めに苦手ですって言った方がいいですね。男性は得意と思っている女性は多いです。そして、得意な男性・女性保育士を見つけておくことですね。

実践している男性保育士ならではの保育方法とは?

男は、自分しかいないのと男性保育士の保育を見たことないので、男性保育士ならではっていうのは、よくわからないです。でも、女性保育士がやらないけど、僕がやってることであればブロックでロボット、恐竜、ドラゴンとか作る。武器を作って仮想の敵と戦いごっこ。

複数担任の経験について

2歳と3歳しか経験がないので、常に複数担任です。他の先生の性格によって対応を変えないといけませんね。リーダーシップタイプであれば、サポートに徹する。とかですかね。とにかく気を使う。

保育現場の環境について教えてください

更衣室は共同なので、ノックと『失礼しまーす』の声掛けを忘れない。で、自分が着替える時は、トイレ(来客、身障者用)に入る。

男性保育士として保護者とどう信頼関係を築いている?

子どもの様子をこまめに伝えるようにしている。子どもが家で『だいしゅけ先生好き』と言ってもらえることが、保護者との信頼関係を築く第一段階だと思う。わが子が好きだって言っている保育士に保護者は悪い印象を持ちません。

女児のクラス担任で保護者からの指摘について

着替えやオムツ替えをやめてほしいと言われたことはまだないですね。じゃあ、逆はどうなの?って気もしますが・・・。

給料について

公設民営の保育園なので、会社員です。なので、民間の保育士並みの給料で大卒初任給以下、結婚して子どもも1人います。贅沢しないで暮らしてます。維持費のかかる車は持ってないし、移動・旅行は、レンタカー、電車、公共交通機関。

勤めている園に自分以外の男性保育士はいますか?

いません。本社の方に男性が一人いますが、年に1度くらいしか合わないし、保育士ではないので、いないのと一緒ですね。自分以外の男性保育士がいたら嬉しいですね。どうしても目立ってしまうので、それが半減するし、自分以外の男性保育士の保育を見てみたい。

後輩に伝えるメッセージ

子どもが好きだけでは務まらない厳しい仕事です。でも、子どもが好きという気持ちがなければ続けられない仕事です。迷った時落ち込んだ時は、『子どものためになっているか』が僕の基準です。

執筆者・寄稿者 「だいしゅけ」様
所属 公設民営の保育園
年齢 34歳
保育士歴 6年目
現在の担当クラス 3歳児担当(リーダー)
webサイト だいしゅけ日記

※2012年11月01日現在の情報

スポンサーリンク

人気記事一覧

ページの先頭へ戻る