保育士の年収、男性の給料じゃ心細い?
給料面を考えてここで男性保育士の夢をあきらめてしまうおそれもあり、避けたいテーマではありますが、現実をお話することも大事ですのでその内容に触れてみたいと思います。
場所によりけりでしょうが、基本的に保育業界は低収入、低賃金な分野と言われております。正直な話、将来家庭を養う男性ならばと考えてると、かなり心細い給料でしょう。独身でも少し物足りないかもしれませんね。
「男性だからこそ、一生涯保育士として働きたい」そう思っているからこそ、より給料等の好条件な求人を求め、慎重になって就活している方もいらっしゃいます。
例:保育園の就職決まらず卒業してしまった男性保育士の苦難
では本題。包み隠さずに、実際の保育士の給料を公開いたします。
保育士(私立保育園勤務)の年収と月給
以下はる蔵が実際に保育園からいただいた給料であり、保育士2年目のまとめになります。理由は保育士1年目は4月からの務めなので、正確な年間の算出ができなかったのと、前年度の収入がないため税金が引かれていない面もあったので保育士2年目でまとめました。(源泉徴収)
- 基本給・月収:168,800円、手取り約150,000円
- 年収:総支給額245万円(ボーナス、残業代、交通費、手当などを含む)、手取り約210万円
- 賞与(ボーナス)は年間2回、各基本給の一ヶ月分
場所によりけりなので、一例としてお考えください。はる蔵の周りではもう少し高い給料&賞与をもらっているケースもあります。
ただし30代で年収300万円前後という方も少なくないようです。
※各地域によって給料差が大きく変わる場合もあるので、自分の地域の求人を参考にしてみてください。
関連記事として、こちらの記事「保育士の給料とその対価」も良かったらお読みください。
保育業界の男性の給料について、とあるお話
はる蔵がまだ実習生の頃のお話
幼稚園実習先の園長先生に以下のように言ってもらえました。
「男性だからと特別に給料を多めにすることはできない、だから男性では心細い給料となる。でも雇うならそれなりに増やしてあげたい気持ちはある。例えばバスの運転手もやってもらって、その手当をつけたり、サッカー教室を外部委託するのであれば、その分手当で給料を上げることだって考えてあげたい。」
はる蔵が就職した保育所のお話
男性保育士さんが当園の求人をみて採用試験に応募してきました。その方はバツイチ子持ち30代男性です。結局不採用となりましたが、その理由は給料面とその人の考え方。以下、施設長(保育園の代表)のお話。
「園は今後その家庭の苦労、将来のことを考えれば、安易に採用することはできない。」
その言葉には、家族を第一に守れない、守ろうと考えられない人に、他人の子どもを守れるのか?とはる蔵は解釈しました。
つまり扶養手当はついても30代でも初任給の給料です。それで自分の子を養えるか真剣に考えているのか?本当に子ども好きなら我が子を一番に考えられるはず…そんな意味も含まれているのではないでしょうか。